[初心者向け]AIを何から触ってみたらいいのかわからない人のための比較ガイド

連日のAIニュースや、NVIDIA株の高騰等を受けて、多くの人に生成AIの凄さ・素晴らしさが伝わっているかと思います。

しかしながら、皆さんは実際に生成AIを触ったことがあるでしょうか?
実を言えば『AIに興味がある』と思いながらも、触ったことのない人、業務に使っていない人は多いようです。
ベリタスの調査によれば、日本で生成AIを業務利用している割合は38%と、11カ国中最も低い利用率でした。
そのぐらい、まだ日本ではAIの利用が進んでいません。

逆に言えば、今からでも生成AIを使ってみるならば、62%の人よりも高い生産性を出すことが可能になるということでもあります。
今回の記事では現在実用できるAIを紹介すると共に、各AIがどのように優れているのか、比較等も説明できればと思います。

ぜひこの記事を活用して、AIに触れてみてください!

※なお、この記事はAI初心者向けとして書いているため、APIやpythonコードを使うケースは想定せず、あくまでインターフェースを通した利用方法を元に比較しています。

目次

ChatGPT:言語生成AIの金字塔 ガイドやドキュメントも豊富

まずは言語生成AIとして一番有名な『ChatGPT』の紹介です。
非営利団体『OpenAI』がMicrosoft等の出資を得て作ったチャットボットであり、一番最初に『言語生成AI』という物を世に広めたモデルでもあります。
AIについてあまり知らない方でも『ChatGPTは聞いたことがある』という例は多いでしょう。

ChatGPTが他の言語生成AIより優れているのは、その『完成度』です。
単純にベンチマークスコア(処理能力や精度の数値)が優れていることも魅力なのですが、
現状『生のAI利用データ』を一番保持しているのはOpenAIであり、その豊富なデータを下に改良されたGPT-4は、他のAIよりも適格な返答を行うことに長けているのです。

更にもう一つメリットとして挙げられるのは『資料や外部機能の豊富さ』です。
先ほども述べた通り、ChatGPTは世界で最も利用されている言語生成AIと言えます。そのため『どのようにChatGPTを利用したらいいのか』『ChatGPTを使うことでどのようなことが可能になるのか』について、世界中のあらゆる人が記述を行っているのです。
なので使い方を調べるには事欠かないでしょうし、サードパーティ製の拡張機能も多分に用意されています。

なお、ChatGPTのチャットボットには『GPT-3』と『GPT-4』が存在しています。『GPT-3』は無料で使えるため、言語生成AIというものを知るのには十分なのですが、高い精度が必要な場合には若干能力不足を感じるかもしれません。
その場合は『GPT-4』の利用も検討してみてください。1ヶ月20ドル(約3,000円)でChatGPT Plusを契約すると使うことが出来るのと、現在後述の『Copilot』でも、GPT-4を使うことが出来ます。

Claude 3:現在最も熱い、高性能な言語生成AI

『最先端を行くAIを使いたい!』という方にオススメしたいAIがあります。それが『Claude 3』です。

ある程度AIについて知っている方でも、『Claudeなんて聞いたことがない』と思われるかもしれません。
このClaude 3は2024年3月4日に、突如Anthropic社よりリリースされたサービスなのですが、なんと多くのベンチーマークテストで、GPT-4を上回るスコアを叩き出してます。

Today, we’re announcing Claude 3, our next generation of AI models.

The three state-of-the-art models—Claude 3 Opus, Claude 3 Sonnet, and Claude 3 Haiku—set new industry benchmarks across reasoning, math, coding, multilingual understanding, and vision. pic.twitter.com/TqDuqNWDoM— Anthropic (@AnthropicAI) March 4, 2024

実際の性能についても、数多くの専門家が『GPT-4より優れている』と述べており、Claudeをメインで使っている研究者も多いようです。

またClaudeには『日本語が堪能』という点でも注目されています。
この点について少し解説しますが、AIによっては日本語が不得意なチャットボットも存在します。
内部プロンプトのせいで、日本語の質問を行っても英語が返ってきたり、
そもそもデータセット内に日本語ソースがあまり入っていないせいで、不自然な日本語が返ってきたり……といったことが度々起こるのです。
しかしClaudeはあらゆる言語に対応していることも売りなので、日本語での受け答えも十分に行うことが出来ます。

なお、Claudeには「Opus」「Sonnet」「Haiku」という3つのプランが用意されており、この内「Opus」は有料、「Sonnet」と「Haiku」は無料で利用することが出来ます。
もちろん「Opus」が一番良い性能なのですが、個人的な体験を述べさせていただくと「Sonnet」でも「GPT-4」に引けを取らないぐらい、適格な返答が返ってきます。
なので一旦はClaude 3 Sonnetを使っていただき、更にその先が見たい場合のみ、Opusの契約を検討してみてください。

ただし、ClaudeのUIは英語です。また、出てほとんど時間が経っていないため、使い方等を紹介しているサイト等もまだ少ないでしょう。
そこだけ注意してください。

Copilot:windows11に標準搭載されているGPT-4

Copilot』はMicrosoftが提供しているAIチャットボットサービスです。
しかし独自の言語モデルを利用しているのではなく、あくまでつながっている先はChatGPTとなります。

もしあなたがwindows11を使っている場合、最近右下にカラフルなマークが追加されていませんか?
これは1クリックでCopilotにアクセスできるショートカットとなっており、いつでも訪ねたいときすぐにCopilotへ質問することが出来ます。

またCopilotはMicrosoftの製品なので、office製品と組み合わせて、あらゆる作業を行わせることが出来ます。(3,750円/月)
例えばWordファイルを下に、PowerPointのスライドを作ってもらったり、Excelの関数をテキストベースで指定したり、売上データを下に要因の調査や、将来的な売上予測を建てることもできます。

残念ながらまだ日本語のドキュメントが少ないため、使いこなすまでが大変かもしれませんが、使いこなしたとき最も生産性の向上が期待できるのも、このCopilotでしょう。

Gemini:検索して答えを出してくれるGoogle発のAI

次にご紹介するのは、Google DeepMindが開発した大規模言語モデル『Gemini』です。
Googleが作っているだけあって、検索エンジンやGoogleサービスとの親和性に優れています。

例えば英文について翻訳してもらうよう頼んだところ、英文の翻訳だけでなく、関連するニュース情報も出してくれます。

もちろん、検索して調べることは依頼すればGPT-4でも行ってくれますが、
更にGeminiでは『回答を再確認』というボタンがついており、AIで出力した情報が正しいのか検証することが可能です。

またGeminiは、現在Androidスマートフォンに搭載されている『Googleアシスタント』の代替として利用が可能です。
なのでPCをお持ちでない方や、外出先等でふと調べたいとき、手軽に音声認識で尋ねることもできます。

ただし、現在のGeminiは少し他のAIに比べて制約が付きます。
まず、この記事の執筆時点(2024年3月)では人物画像の生成ができません。
詳しくは調べていただければと思いますが、生成する画像の人種が偏ってしまうという問題が起きたため、現在一時的に人物画像の出力を停止しているのです。

また、アメリカ大統領選挙に関する情報も出力出来ません。
AIが偽情報等を出力することで、大統領選に影響を与えてしまう可能性を避けたいことが要因です。(アメリカ大統領選だけでなく、進行中の選挙全てで同じ対応を取るとのことです)

更に、Geminiは参考URLを提示してくれることがありますが、そのURLが[無効な URL を削除しました]という表記で隠される現象も度々目にします。
(個人的な体感ですが、日本語+無料版Geminiでよく目にします)
そのような難点があるため、日本で積極的に使っている人はあまり見ない印象です。

しかしながら、将来的には非常に楽しみなAIでもあります。
例えばGemini Advanced(有料プラン)を使うと、GmailやGoogleカレンダー等と連携することが可能です。
現在はまだ実用的とは言えませんが、メールを変わりに打ったり、Googleスプレッドシートへ記入してもらったりということも可能なので、いずれは生活を支えるAIになることも期待できるでしょう。

とにかくAIに慣れることが大切

さて、ここまで現時点での主要なAIを比較してみましたが、
この情報はあくまで『2024年3月時点でのAI情報』となります。
気をつけていただきたい点として、おそらく本日書いたこの情報は、数ヶ月ないし半年後書き換わっている可能性が非常に高いです。

試しに、本日書いた情報と半年前の情報を見比べてみましょう。

  • 『Copilot』で『GPT-4 Turbo』が利用できるようになったのは、2024年3月11日からです。
  • 『Claude 3』がリリースされたのは2024年3月5日であり、それまでAIに詳しい人でも『Claude』を知っている人は少数でした。
  • 2024年2月まで、GoogleのAIは『Gemini』ではなく『Bird』という名前でした。
  • 『GPT-4』で画像のアップロードが可能になったのは2023年9月からであり、画像の出力ができるようになったのはその1ヶ月後の10月からです。

この通り今日書いた情報の大半が、半年前には無かったものなのです。
おそらく半年後のAIを取り巻く情勢も、今現在とはまったく変わったものになっているでしょう。

だからこそおすすめしたいのが『AIを触ってみること』、そして『AIを触り続けること』です。
この記事のように、AIを使った人が記事を書き、あなたがそれを読む…というスピードでは大きなタイムラグが生じてしまいます。

しかしAIに触ってみて、なおかつ使い続けるのであれば、体感として『AIに今なにができるのか』『どこからどこまでをAIに任せることができるのか』ということを、リアルタイムに知ることが出来るのです。
それを知っているだけで、ここから数年は生産性を高く保ち続けることができるでしょう。

まずはどのAIからでも構いません、AIに話しかけ、情報を得るところから始めてみてください。

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