Pythonで「四捨五入」、「切り捨て」、「切り上げ」をする方法を紹介します。
四捨五入は組み込み関数できるが、切り捨てと切り上げはmathライブラリを使用する
ので違いに注意です。
目次
四捨五入:round()
四捨五入するには「round関数」を使用します。
使用方法は「round(数値, 有効桁数)」となります。
有効桁数を指定しないと小数点以下で四捨五入します。
↓がサンプルコードになります。
if __name__ == '__main__':
value = 99.563
roundValue = round(value)
print('Round = ' + str(roundValue))
第2引数を指定していないので、3行目で数値型の小数点第1で四捨五入しています。
結果は↓になります。
Round = 99.6
第2引数を指定した場合のサンプルは↓になります。
if __name__ == '__main__':
value = 99.563
roundValue = round(value, 2)
print('Round = ' + str(roundValue))
結果は↓になります。
Round = 99.56
切り捨て:math.floor()
切り捨ては「math」ライブラリの「floor」メソッドを使用します。
「floor」は床を意味していますので覚えておきましょう。
↓がサンプルコードになります。
import math
value = 99.563
floorValue = math.floor(value)
print('Floor = ' + str(floorValue))
結果は↓になります。
Floor = 99
特定の桁数で切り捨てするには、ユーザー定義関数を作成する必要があるので注意してください。
切り上げ:math.ceil()
切り上げは「math」ライブラリの「ceil」メソッドを使用します。
「ceil」は天井を意味していますので覚えておきましょう。
↓がサンプルコードになります。
import math
value = 99.563
ceilValue = math.ceil(value)
print('Ceil = ' + str(ceilValue))
結果は↓になります。
Ceil = 100
特定の桁数で切り上げするには、ユーザー定義関数を作成する必要があるので注意してください。