ConoHa Wingは国内レンタルサーバー最速を謳っており、初心者にとっても非常に使いやすいサービスです。本記事ではConoHa Wingのアカウント開設からWordPressサイトを立ち上げるまでの手順について、画像付きで詳しく解説します。
「サーバーを契約するのが初めて」「WordPressのサイトをちゃんと開設できるのか不安…」このように感じている方は、ぜひご一読ください。
ConoHa Wingを契約するまでの流れ5ステップ
WordPressサイトを開設するためには、まずレンタルサーバーを契約する必要があります。ここからはConoHa Wingを契約するまでの流れを解説します。
ConoHa Wingを契約するまでの流れは、以下の通りです。
【ステップ1】プランを選択する
まずはConoHa Wingトップページにある「お申し込み」ボタンをクリックし、アカウント開設およびログインを行います。
アカウント開設は下画像の左側、ログインは右側をクリックします。

なお、ここからはアカウント開設時の説明で進めていきます。
ご希望の契約期間およびプランを選択し、初期ドメインの設定も行いましょう。初期ドメインについてはお好きな文字列で構いません。
画面右の「次へ」をクリックします。

【ステップ2】申込者の情報を入力する
申込者の情報を入力しましょう。ConoHa Wingのアカウントを開設するにあたって必要な情報は、以下の通りです。
アカウント開設に必要な情報
・種別(個人/ 法人)
・氏名
・性別
・生年月日
・国
・郵便番号・住所
・電話番号

【ステップ3】SMS/電話認証を行う
申込者情報を入力したら、SMSおよび電話認証にて、本人確認を行います。ご自身の電話番号を画面に入力したら、お好きな方法で認証を行いましょう。
・SMS:電話番号によるショートメッセージ
・電話認証:自動音声で電話がかかってくる認証方法

SMS認証の場合は、メールに記載されている「認証コード」を入力したのち、送信ボタンをクリックします。

【ステップ4】支払い方法の設定
支払い方法をクレジットカードもしくはConoHaチャージのいずれかから選択します。
クレジットカードの場合は、カード情報を入力しましょう。

ConoHaチャージで支払う場合は先にチャージ方法を選択し、下部の入力画面へ必要情報を入力しましょう。

ConoHaチャージとは
事前に入金することで、ConoHaのサービスを前払い形式で利用できる支払い方法。ConoHaチャージを支払い方法に選択した場合は、利用日の翌日に残高から自動で引き落とされる
【ステップ5】独自ドメインを設定する
独自ドメインの設定を行います。ConoHa Wingでは1アカウントに付き1つ、無料でドメインを取得できます。
ドメインとは
URL「https://」以降に続く文字列のことで、インターネット上の住所にあたるもの。
まだドメインをお持ちでない方は、このタイミングで発行しておきましょう。すでにドメインをお持ちの方は「ドメイン移管」を選択した上で「追加する」をクリックして、次に進みます。

ここからはドメインを新規取得する場合の流れについて解説します。ドメインを取得する際はまず希望の文字列を入力し、取得可否を確認します。

ドメイン取得可能なものについては下画像のように「カートに追加」と表示されるので、希望のドメインをクリックしてカートに追加します。

問題なければ画面下部「決定」をクリックすれば、ドメインを発行できます。

ConoHa WingへWordPressをインストールする手順3ステップ
ConoHa Wingを契約したら、次はWordPressをインストールする必要があります。WordPressのインストール方法は、以下の3ステップです。
順番に見ていきましょう。
【ステップ1】コントロールパネルへアクセスする
ConoHa Wingのマイページへログインして、コントロールパネルへアクセスしましょう。マイページへは、以下の手順でログインします。


【ステップ2】サイト設定を行う
コントロールパネルにて、WordPressの設定を行います。
まずは左側のメニューバーより「サイト管理」を選択したのち、画面右側に表示される「+WordPress」をクリックします。

ここからはWordPressサイトを立ち上げるために必要な情報を入力していきます。下画像の赤枠で囲っている部分に情報を入力したのち、画面右下「保存」をクリックしてください。

サイト立ち上げに必要な情報
・インストール方法→新規インストール
・バージョン→最新バージョンを選択(画像内は5.9.3)
・URL→設定不要
・サイト名→サイト名を入力
・メールアドレス→WordPressにログインするためのメールアドレス
・ユーザ名→半角英数字で任意のユーザ名
・パスワード→パスワード
・データベース名→設定不要
・データベースユーザ名→設定不要
・データベースパスワード→パスワード、WordPressと違うパスワードを推奨
・コントロールパネルプラグイン→チェックを入れる
・自動キャッシュクリアプラグイン→チェック入れる
・テーマインストール→利用しない(テーマを買っていない場合は表示されない。表示されてくても問題ないです)
URL左側に表示される青色の「>」をクリックすると、WordPressサイトに関する情報が表示されます。

「管理画面URL」にて表示されているURLをクリックすれば、WordPressログイン画面へ移動できます。

【ステップ3】WordPressへログインしてみる
WordPressのログイン画面へ移動したら、ステップ2で設定したユーザー名およびパスワードを入力して、ログインしてみましょう。ログインができれば設定完了です。

ConoHa WingでWordPressを開設してからやるべき設定
WordPressサイトを開設すれば記事を投稿できるようになりますが、あらかじめ以下4つの設定は済ませておきましょう。
WordPressで行うべき設定
・テーマの導入
・パーマリンクの設定
・プラグインの導入
・GoogleアナリティクスおよびSearch Consoleの設定
上記の設定はいずれもサイトを運用するにあたって、欠かせないことばかりです。ここからは、1つずつ詳しく解説します。
1. テーマを導入する
WordPressサイトの骨子ともいえるテーマを最初に導入しましょう。テーマによってWebサイトのレイアウトが決まるので、読者が見やすいと感じたものを選ぶのがおすすめです。
WordPressテーマは数多くの種類が提供されていますが、以下4つのテーマであれば通常よりも割安で、尚且つ簡単に導入できます。
ConoHa Wingからの導入が簡単なテーマ
通常価格 | ConoHa Wing価格 | |
Cocoon | 無料 | 無料 |
JIN | 14,800円 | 14,250円 |
SANGO | 11,000円 | 9,900円 |
THE SONIC | 8,580円 | 6,578円 |
上記4つのテーマであれば、ConoHa Wingのコントロールパネルからワンクリックで導入できます。
通常、有料のテーマを導入する際は圧縮フォルダをWordPressにアップロードしなければいけません。ConoHa Wingで上記4つのテーマを導入する際は、圧縮フォルダをアップロードする手間がかからないため、簡単に済ませられます。
なお、WordPressのテーマには上記4つ以外にも数多くあります。ぜひ、いろいろなテーマを見た上で選ぶようにしましょう。
2. パーマリンクを設定する
URL末尾の文字列であるパーマリンクの設定も、最初の段階で済ませておきましょう。パーマリンクはWordPressメニュー「設定」から「パーマリンク」をクリックすれば、設定画面へ移行できます。

パーマリンク設定は指定された6つのフォームによって、URL末尾の文字列が変わります。
パーマリンクの形式
・基本:https://○○.com/?p=123
・日付と投稿名:https://○○.com/2022/01/01/sample-post/
・月と投稿名:https://○○.com/2022/01/sample-post/
・数字ベース:https://○○.com/123
・投稿名:https://○○.com/sample-post/
・カスタム構造:https://○○.com/××
いずれを選んでもSEOへの影響は特にありませんが、おすすめはURL末尾を好きなように決められる「カスタム構造」です。カスタム構造であれば、URLを見るだけでどんな記事なのかわかりやすくなります。
長く続けていく場合は「日付と投稿名」と「月と投稿名」は最低でも避けるようにしましょう。記事をリライトして最新情報にしたとしても、初投稿時の日付が残ってしまうため、見栄えが良くありません。
3. プラグインを導入する
サイト運営を円滑に進めるために、プラグインを導入しましょう。プラグインとは、WordPressの機能を拡張させるツールのことです。
サイト立ち上げ時点で以下のプラグインは導入しておきましょう。
おすすめのプラグイン
・XML-Sitemap:サイトマップ作成ツール
・Contact Form 7:お問い合わせフォームの設置
・Back WP up:バックアップファイルの作成
上記のプラグインはサイト運営にあたって必要不可欠と言っても過言ではありません。遅かれ早かれ導入することになるので、早い段階で対応しておきましょう。
4. Googleアナリティクス・Search Consoleを設定する
今後SEO分析を行うために、GoogleアナリティクスおよびSearch Consoleを設定しておきましょう。Webサイトのアクセス数や集客を上げるためには、GoogleアナリティクスやSearch Consoleによる分析が必須となります。
GoogleアナリティクスおよびSearch Consoleの機能は、以下の通りです。
機能
・Googleアナリティクス
⇒サイトのアクセス数や訪問者の特徴を把握できる
・Search Console
⇒検索流入キーワードやページの検索順を把握できる
今後必ず使うことになるツールなので、早い段階で設定しておきましょう。
ConoHa WingでWordPressを開設する際のよくある質問
ConoHa WingでWordPressサイトを開設するにあたって、よくある質問をまとめてみました。
Q. SSL化はどうやって設定しますか?
SSL化はドメインを発行した時点で、自動で設定されます。ご自身で設定する必要は一切ないのでご安心ください。
Q. Whois情報公開代行は設定できますか?
Whois情報公開代行も設定可能です。ドメインを取得した場合、ご自身の情報をWeb上に公開する義務があります。そこでWhois情報公開代行を設定することで、サーバー会社の情報を代わりに公開できるので、必ず設定しておきましょう。
ConoHa Wingでドメインを取得した場合は、取得時の画面に「Whois代行設定済み」という表記がされます。

Q. 他社で取得したドメインは設定できる?
ConoHa Wing以外で取得したドメインも設定可能です。すでにドメインをお持ちの方は、サーバー契約時に「無料独自ドメインを設定しますか?」の画面が出てきたときに「ドメイン移管」を選択しましょう。

ドメインを移管する際は、移管元のサービスにて移管ロック設定の解除と、Auth Codeを取得する必要があります。移管手続きを行う前に、移管元サービスにて、あらかじめ対応しておきましょう。